家賃は、毎月の支出でおおきな割合を占める支出です。
一人暮らしを始めて、思っていたより支出が多いな…と感じる方も多いのではないでしょうか。
そんな時に考えるのが『家賃交渉』ですね!
先日、丁度筆者が借りている物件の契約更新のタイミングだったので、家賃値下げの交渉を行いました。
結果は…撃沈
今回は、私の失敗を無駄にしないために、以下の2つをご紹介します。
- 時系列でどんな交渉をしたのか
- 不動産会社からの「次回以降はこうしてみると可能性があるよ」というフィードバック
筆者の物件の特徴
まずは、私が住んでいる物件の特徴と大家さんから見た筆者の特徴を一緒にご覧いただきましょう。
- 3階建て全5部屋(入居率:100%)
- 築11年(入居時は築9年)
- 家賃8.3万円
※入居時期を1週間遅らせてもらった影響もあり、入居時の家賃交渉はなし - 周囲の物件との家賃比較:同等または少し安め
- 大家さんとの関係:普通
会ったら挨拶する程度 - 家賃の滞納等トラブル:なし
物件状態:比較的良い
筆者:優良入居者
という状況での家賃交渉となります。
実際の家賃交渉スケジュール
さて、ここからは実際の交渉スケジュールをご紹介していきます。
- 7月上旬~交渉方法の検討
- 8月上旬契約更新資料到着
- 8月中旬不動産会社へ家賃交渉の連絡
- 連絡の3日後お断り連絡
- 9月末契約更新期日
- 10月末契約期間終了
もともと入居してからも家計に占める家賃支払いの割合が大きかったので、交渉をしようというのは思っておりました。
そこで、更新の時期が近付いた7月上旬当たりから、交渉方法の検討を始めました。
結論から言うと、この動き出しでは遅かったです…
交渉方法の検討
交渉方法の検討はネットで検索した情報をベースに検討しました。
参考にしたサイト:家賃交渉を成功させる6つのコツ!値切るタイミングや金額の相場を大公開 (ieagent.jp)
まず見つけたのが案①:「家賃が他の物件より高い」で攻めるでした。
案①:「家賃が他の物件より高い」で攻める
他サイトの交渉方法を見て、一番攻めやすいのは「同じエリアにある他物件と比較して家賃が高め」だということが分かりました。
そこで、周辺の物件の家賃の価格帯のリサーチを開始します。
方法
まずエリアを自身が住んでいるのと近いエリアで設定。
(〇〇区A町住まいであれば、近くのB町、C町も選択してOK)
家賃を除いた物件の条件を選択してリサーチ!出てきた物件と自宅の家賃を比較する。
結果
残念ながら、同程度の家賃(8.3万円前後)またはそれ以上の物件しか出てこず…でした。
ということで、「周囲の物件と比較して家賃が高い」で攻めるのは難しいことが分かりました。
案②:「築年数がたっているので…」で攻める
三井住友トラスト基礎研究所『経年劣化が住宅賃料に与える影響とその理由』レポート発表 – 住まいのニュース – – 住宅の税金・確定申告のことなら、マイホームの税金 (myhomenozeikin.net)
上記の資料に「経年による賃料の下落は年率に換算すると平均して1%程度と考えている人が多い」という記載があります。
ここから、我が家は築11年なので、-11%であれば交渉の余地があるのではないかと仮説を立てました。
まずはもともと新築の時にいくらで賃貸していたかの調査から始めます。
方法
検索エンジンで「住んでいるマンション名」で検索。
HOME’Sで過去の物件の賃貸情報を見ることができます。
調べた結果は以下の通りです。
- 当初の家賃:8.6万円
- 現在の家賃:8.3万円
- 当初の家賃-11%:7.6万円
結論
当初の家賃から-11%の7.6万円までまだ7千円ほど値下げの余地がありそう!と分かりました。
ということで案②:「築年数がたっているので…」で攻めることに決定しました。
交渉結果
まずは不動産会社に電話をし、家賃の値下げをできればしてもらいたい、というお願いをしました。
反応は以下の通りです。
分かりました。ちょっと分からないですけど、大家さんに聞いてみますね
言い方としては、大家さん側の感覚も聞いてみないとわからないので、まずは相談してみます、という感覚でした。
まずは不動産会社から難色を示されてしまうと思っていたんですが、意外と門前払いはされませんでした!
そして、不動産会社に連絡してから3日後…
大家さんに確認しましたが、難しいそうです。
ということで、無事に家賃交渉に失敗しました。
次回に向けてフィードバックをもらいましたので、みなさんにも共有しますね。
不動産会社からのフィードバック
残念ながら家賃交渉は失敗に終わりましたが、最後にもらった貴重なフィードバックをみなさんにも共有します。
①家賃交渉の連絡が遅かった
今回は更新期日一か月前での連絡だったが、大家さん側の検討も時間が必要なので、2-3か月前に連絡をもらわないと難しい
②大家さん側の事情で他の部屋との兼ね合いも考慮してほしい
大家さん側も建てた時のローンの支払いが終わっておらず、他の部屋との兼ね合いも考慮する必要がある。
#HOME’Sで他の部屋も調べたら他の部屋は値下げ済みでした…タイミング…
③築10年は強気に家賃交渉できるラインではない
もっと入居年数が長い等あれば交渉できる可能性があるが、今回は初回の更新ということもあり難しい。
次回の交渉で可能性があっても千円二千円で、大幅な値下げは厳しい
失敗経験を経ての反省点
フィードバックを踏まえて、次回の家賃交渉での反省点をまとめておきます。
みなさんのお力になれれば嬉しいです。
- 不動産会社への連絡をもっと早期にするべきだった
今回は一か月前でしたが、三か月前くらいにはしておくべきだと感じました! - 強気の姿勢を見せるべきだった
物件自体には満足していたので、「できれば~」というニュアンスでいってしまったが、「下げてくれないなら他の物件も検討している」など強気の姿勢を見せるべきだった - 家賃交渉は入居時の交渉が肝になる
初回の更新では難しいというフィードバックがあったが、特に一人暮らしの物件は住む年数も長くないので、早めの段階で交渉しないと、下げるのが難しそう
まとめ
さて、本日は契約更新での家賃交渉についての失敗レポをお届けしました。
なかなか家賃交渉は難しい交渉事ですが、この記事が参考になり、みなさんの交渉が成功することを祈っております。
本日も最後まで記事を読んでいただきありがとうございました!
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