【東京下町での一人暮らし】 実際に住んでみて分かった長所と短所

お部屋探し

こんにちは、はなもちです!

住んだことないけど下町でのひとり暮らしってどうなんだろう…?

そんな風に疑問に思ったことはありませんか?


少し昭和レトロで建物が雑然と並んでいるイメージの下町。
一人暮らしをするのに向いているのでしょうか?

今まで下町エリアに住んでいなかったのであれば、ちょっと不安に感じてしまいますよね。
特に、引っ越しはお金もかかるので、失敗することは避けたいです。

筆者は実は22年間東京の多摩エリア育ち。
一人暮らしを機に下町に引っ越してきました!


本日は、そんな下町エリアで一人暮らしをしている筆者が、実際に住んでみて分かった下町エリアの良いところと悪いところをまとめてご紹介します!

本記事ではこんな疑問にお答えします!
  • 下町って率直に住みやすい?
  • なんで下町エリアに住もうと決めたの?
  • 後悔した点はある?

  • そもそも下町ってどこ?


    いわゆる”下町”と呼ばれているのは、東京の城東エリアとなります。

    台東区・江東区・墨田区・中央区・葛飾区・江戸川区


    以下の地図でいうと、ブラウンの色がついているところですね。
    有名な駅名でいうと、 上野、浅草、押上、錦糸町、両国、月島あたりが該当します。

    筆者がもともと住んでいた多摩エリアというのは、この地図でいうと紫色の部分になります。

    詳細な地名は避けますが、区と隣接している地域に住んでおりました。

    東京は、東側に低い土地が広がっているので、そこから”下町”と呼ばれるようになったようです。

    今では、昭和レトロな古い街並みが残るようなイメージがあるのではないでしょうか。


    良かったところ


    では、ここから筆者が下町に住む理由ともなった、下町の良いところをご紹介していきます。

    下町は率直にいうと“とても住みやすい”です。

    細かい理由を見ていきましょう。

    ①通勤に超便利


    まず1点目です。これが一番大きい理由ですが、「下町エリアは通勤に超便利」です。

    特に千代田区・中央区・港区あたりにお勤めの方は、ドアtoドアでの30-40分くらいの場所に住めるのではないかと思います。

    例えば、押上に住んだ際には、電車に乗っている時間はこのようになります。

  • 押上→大手町(電車:17分)
  • 押上→新橋(電車:16分)

  • びっくりしませんか?筆者はとてもびっくりしました。

    東京の多摩エリアからの通勤だと、朝は1時間半満員電車、というのが当たり前だったので、この時間は大幅に短縮されるのは、とてもありがたかったです。

    東京の満員電車はただでさえすごいのに、それを長時間乗るのって本当にしんどいですよね。


    このように、通勤時間を抑えられるのは大きなメリットとなります!

    (補足)特に押上は、半蔵門線の始発駅です。座って通勤することもできるので、心からおすすめの駅です

    ②家賃が安めで良い家に住める


    2点目は、「家賃が安めなので良い家に住める」というところです。

    私の家は、スペックとしては欲しい要素をほぼ入れ込むことができました。

    お家のスペック
    ・家賃:8.3万円
    ・最寄りから:徒歩10分
    ・勤務地まで:ドアtoドアで40分
    ・広さ:28㎡
    ・独立洗面台付き
    ・ウォークインクローゼット付


    リモートワークが中心の筆者にとって、広くて設備も整っている部屋に住むことができるのは、非常に恵まれていると思います。

    この“一人暮らしとしては相当揃ったスペックの家”を探そうとすると、他のエリアではこうなります。

    エリア地名家賃平均
    城南自由が丘12.1万円
    城西中野10.5万円
    多摩調布8.2万円
    城東(下町)葛西8.2万円
    城東(下町)押上8.5万円
    城東(下町) 蔵前9.5万円
    SUUMOで検索。筆者調べ。2021/10/09現在


    いかがでしょうか。

    このように、下町エリアとそれ以外では、家賃相場に差があります。

    下町以外だと調布の方まで行けば同程度の物件に同じ家賃で住めそうですね。
    しかし、①の通勤という観点で比較すると、満員電車に乗っている時間は1時間くらいになってしまうので、イマイチですね。

    もちろん、下町は家賃が安い分、災害に弱いだとか、中野や自由が丘と比較し需要が少ない理由があります。

    しかし、そこを加味しても、良い物件に住むことができるのは、下町に住んでよかったなあと思う点です。

    ③個人経営のおしゃれカフェが多い


    3点目は「個人経営のおしゃれカフェが多い」ことです。

    有名どころだと、蔵前・浅草・清澄白河あたりでしょうか。

    多摩エリアに住んでいたころは、周りは住宅街だったので、オシャレなカフェは遠くてなかなかいけませんでした。
    しかし、今では電車で数駅乗ると、すぐに行くことができます!


    チェーンのカフェも安心してよいですが、個人経営のお店を開拓していくのも楽しいですよね。

    古民家を活かしたカフェや、隅田川を眺められるカフェなど、おしゃれなスポットが集まっているのが”下町”です。


    渋谷や新宿に比べて人も少ないので、ガヤガヤしていない場所でカフェ開拓をしたい人は、とっても楽しい街だと思います。

    特に平日や土日の午前中は、特に人が少なくねらい目です!

    悪かったところ


    続いて、実際に住んでみて分かった悪かったところをご紹介していきます!

    下町での一人暮らしが気になっている方は、こちらも事前に理解しておくと、住んだ後に気づいてガッカリすることを防げます。

    ①災害時が心配すぎる


    災害時、特に洪水が発生した際のことを考えると、下町エリアは心配です。


    こちらに、墨田区と世田谷区のハザードマップを並べてみました。

    世田谷区ハザードマップ
    (多摩川が氾濫した際の浸水想定規模)
    墨田区ハザードマップ
    (左:荒川が氾濫した際の浸水想定規模、右:荒川が氾濫した場合の浸水継続時間)

    見てもらえれば一目瞭然だと思いますが、世田谷区は川の付近のみ注意する必要があるのに対し、墨田区は全体がピンク色になっていますよね。

    「下町」の由来である「土地の低さ」が原因でこうなってしまいます。

    ある程度の災害に対する備えが必要なのと同時に、物件を選ぶ際にも1階は避ける等工夫が必要となるでしょう。


    ②道が狭い


    2つ目は道が狭いことです。

    下町の特徴ですが、道が特に入り組んでいて、細くて狭い裏道のような道が多いです。

    車を運転しようと思ったときに、初心者には難しいなあ、という道がたくさんあります。

    逆にお散歩は探検している気持ちになって楽しいですが。

    車の運転をしたい人は、(技術があれば問題ないのかもしれませんが)、下町エリアは運転を楽しむのは難しそうです。

    また帰り道のことを考慮すると、細い道は人通りも少ないので、できるだけ太い道をチョイスして帰るのが安全でしょう。

    ③周りに友達が住んでいない


    3点目は筆者限定になってしまいますが、「周りに友達が住んでいない」ことです。

    冒頭でも触れたとおり、筆者は東京の多摩エリア出身です。

    ずっと多摩エリアで育ち、中高も多摩エリアの学校に行ったので、友人もそのあたりに住んでいる人がほとんどです。
    (偶然ですが、大学についても下町エリアに住んでいる人はほとんどいませんでした。)

    そのため、ちょっと夜ご飯を友人と食べたいときにも、電車で20-30分乗ったところに集合となります。

    失ってから気づきましたが、会いたいときにパッと会って、パッと解散できる距離に友人がいる環境も大切だったなあと思っています。


    特に一人暮らしだと、ふとした瞬間に寂しくなって誰かと会いたいときもあります。

    逆に一人暮らしで近くに友人も住んでいれば、お互い行き来出来て最高だと思うので、その観点で住むエリアを選ぶ視点を持っておくのも良いでしょう。

    まとめ

    さて、最後にまとめをしましょう。

    下町エリアに住んでみて、良いところと悪いところが見つかりました。

    良いところ

  • ①通勤に超便利
  • ②家賃が安めで良い家に住める
  • ③個人経営のおしゃれカフェが多い

  • 悪いところ

  • ①災害時が心配すぎる
  • ②道が狭い
  • ③周りに友達が住んでいない

  • 実際に住んでいる筆者の感想とすると、“総合すると住みやすい街”だと思います。

    今まで、全然住んだことがなかった人も、チャレンジしてみても良いかもしれませんね。

    本日も最後まで記事を読んでいただきありがとうございました!

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