「一人暮らしをしたい!」そう思っても、まず何をしたらよいのか分からないですよね。
今回は社会人1年目で一人暮らしを開始した筆者が、実際のスケジュールをもとに、どんな風に進めていったのかご紹介します。
私は社会人1年目の10月に一人暮らしを始めました!
入社直後の4月ごろから徐々に動き始めていました。
大枠のスケジュールは以下の通りです。
- 4月~貯金開始、住みたい場所リサーチ
給料に対して無理ない家賃の目安金額を予め決めておきました
- 9月~不動産屋さん訪問、内見
不動産屋は3件回りました。内見は最初の1件目で決めました!
- 9月中旬物件契約
- 9月末家具家電探し、ライフライン(電気/ガス/水道)手配
- 10月中旬入居当日
自分の理想としていた一人暮らしができるかどうかは、準備期間にかかっているといっても過言ではありません。
本記事を読んで、一人暮らしまでのおおまかなスケジュールとイメージをつけて、準備を進めていってください!
家賃の目安金額を確認
一人暮らしを始める準備として一番大事なものは貯金です。
貯金がいくら必要なのかを確認するために、まずは家賃の目安金額を確認しましょう。
この家賃の目安金額によって、必要な初期費用も変わり、貯金のスケジュールも変わってきます。
物件探しをして痛感しましたが、お金を出せばよい物件はたくさんあります。
しかし、家賃は固定費なので少し背伸びをするだけで家計を非常に圧迫します。
自分が無理しない範囲の金額内の家賃で、一番納得する物件を見つけることを意識して家探しは進めましょう。
家賃はどれくらいを目安に考えればいいの?
目安としては“毎月の手取りの30%”というのが良く言われていますね。
ただし、これはあくまで目安ですので、実際の手取り金額や住宅補助によって変わってきます。
例えば、手取り20万円で、家賃補助を3.5万円もらっている筆者の生活はこんな感じです。
家賃補助があるため、家賃は8.2万円(手取りの41%)ですが、実質家賃は4.7万円(手取りの23%)と30%以内に収まっています。
食費や生活費を切り詰めるレベルではなく、毎月の貯金は確保できています。
しかし、家具や旅行など大きい出費は賄いきれないので、ボーナスから支出しており、貯金がなかなか進みません。
家賃を手取りの23%に抑えていますが、もっと抑えても良かったなあ、と少し後悔しています。
30%が目安ではありますが、交際費や被服費などにかけられるお金を十分に確保したうえで、いくら家賃に払えるかという視点で家賃の目安金額を考えてみましょう。
また、家賃の目安金額を算出し、これだと自分が納得できる物件に住めないと感じた場合には、一人暮らし開始時期を延期しても良いかもしれません。
#あくまで、急ぎで実家や会社の寮を出ざるをえない理由がない場合はですが
または、「食費を1.5万円に必ず押さえるようにする」「しばらくは飲み会を我慢する」「セルフで髪は染める」など、他の出費を抑えられないか検討しましょう。
かかる費用を算出する
さて、家賃の目安金額がわかったら、入居にかかわる費用の計算をしておきましょう。
目安に言われているのは以下の通りです。
- 初期費用 合計:家賃4-5か月分
- 家具家電 合計:20-40万円
- 引越し費用 合計:0-7万円
初期費用 合計:家賃4-5か月分
筆者は実際に、初期費用で約40万円支払いました。
以下の写真は、実際の領収書の写真です。上と下を合計して、約40万円です。
家賃に対して、4.8倍となりますので、一般的に言われている金額と大きく差はないですね。
こちらの初期費用の内訳は、これから記載する全部で7つの項目に分類されます。
項目名 | 金額目安 |
---|---|
家賃(当月分日割り+翌月分) | 家賃1-2か月分 |
敷金 | 家賃1か月分 |
礼金 | 家賃1か月分 |
仲介手数料 | 家賃1か月分 |
鍵交換費用 | 1.5-2.5万円 |
火災保険料 | 約2万円 |
保証会社利用料 | 家賃0.5-1か月分 |
- 家賃(当月分日割り+翌月分) 目安:家賃1-2か月分
入居が月の途中となる場合には、入居月の日割り分と翌月分の家賃を契約時に支払うことが多い。フリーレントの場合には、これが一部または全額かからないこともある。 - 敷金 目安:家賃1か月分
家賃の担保として、先に預けておくお金。退去時には、クリーニング費用を除き返ってくる場合もある。 - 礼金 目安:家賃1か月分
大家さんにお礼として支払うお金。敷金と異なり返ってくることはない。 - 仲介手数料 目安:家賃1か月分
不動産会社を通して契約した場合に、不動産会社側に支払うお金。交渉次第によっては、値下げを要求できる場合もある。 - 鍵交換費用 目安:1.5-2.5万円
鍵の交換にかかわる費用。セキュリティ面を考慮すると、交換しておくのが安心。 - 火災保険料 目安:約2万円
入居中に火災等に巻き込まれた時の保険の加入料。2年契約が多い。
加入が必須となっている場合も多い。自分で保険会社を探すこともできる。 - 保証会社利用料 目安:家賃0.5-1か月分
連帯保証人に親ではなく保証会社を利用する場合に支払う。もし家賃が払えなくなった場合は保証会社が立て替えることになる。
家具家電 合計:20-40万円
ゼロから揃えようとすると、家具家電にかかる最低金額は20万円くらいですね。
気に入ったインテリアショップで揃えようとすると、2倍の最大40万円くらいみておかないといけない可能性もあります。
金額だけで中途半端なものを選んでも、途中で買い替えたくなるので、ある程度値段がして機能もそろっているものを購入することがおすすめです。
ちなみに筆者の失敗談は安い家具・家電を購入して失敗した!一人暮らしOLが語る後悔とは | 丁寧な一人暮らしのすすめ (hanamoch-no-kurashi.com)にまとめています。
目安:10万円
- ベッド・寝具:5万円
- ローテーブル:3千円
- カーテン:7千円
- ラグ:5千円
- その他生活雑貨(食器類、タオル類、ハンガー等):3.5万円
目安:10万円
- 冷蔵庫:3万円
- 電子レンジ:1.5万円
- 洗濯機:2.5万円
- テレビ:2万円
- ドライヤー等その他家電:1万円
こちらは、実際の筆者の引っ越したての部屋の様子です。
テレビ等もなく最低ラインでそろえましたが、結局家具だけで10万円程度はかかってしまいました。
【二トリで安く揃える!】【一人暮らし】まず揃えたい家具3選 | 丁寧な一人暮らしのすすめ (hanamoch-no-kurashi.com)で最低限揃えたい家具の選び方のポイント解説しています!
引越し費用 合計:0-7万円
引っ越し費用は、業者に頼む場合や自前で済ませる場合、また量や距離によっても大きく変わってきます。
筆者の場合は、都内の自宅からの引っ越しでしたので、費用は0円でした。
引越し業者に依頼する場合は、近距離:通常期で3-5万円、近距離:繁忙期で5-7万円と思っておきましょう。
自前で済ませた代わりに、段ボールに衣服や生活雑貨を積み込んでいったので、部屋までの上り下りが大変でした…
3階エレベーター無し物件に超インドア20代女性が2年住んでみた感想を教えます! – 丁寧な一人暮らしのすすめ (hanamoch-no-kurashi.com)に記載の通り、エレベーター無しの物件で自前で引っ越しをする場合には、複数人で実施をするのがおすすめです。
貯金を計画的にする
かかる費用の一覧を作ることができたら、契約のタイミングまでにお金を揃えられるよう、計画的に貯金をスタートしましょう!
【一人暮らしは貯金できない?】誘惑だらけの20代OLは貯める仕組みを作る | 丁寧な一人暮らしのすすめ (hanamoch-no-kurashi.com)でご紹介している通り、20代のOLは貯める仕組み作りが大切です。
毎月一定額一人暮らしに向けた貯金に回せるよう頑張っていきましょう!
住みたい場所リサーチ
住みたい場所探しには、【これから一人暮らしを始める方必見!】後悔しない部屋探しのポイント – 丁寧な一人暮らしのすすめ (hanamoch-no-kurashi.com)を参照してください。
これを早めからスタートする理由としては、よくある有名な地名以外の優良な場所を見つけるためです。
有名な地名の場所はおそらく目安の家賃より高いことが多いので、家賃を抑えたい人はその周辺の駅や、全然知らない土地を見てみることもおすすめです。
【東京下町での一人暮らし】 実際に住んでみて分かった長所と短所 | 丁寧な一人暮らしのすすめ (hanamoch-no-kurashi.com)でもご紹介しましたが、筆者は多摩エリア育ちでありながら、下町で一人暮らしをすることにしました!
家賃を抑えてよい家に住めたので良い決断だったと思っています!ぜひみなさんも一度ご検討ください!
不動産屋に行き、内見をして、契約する物件を決める
初期費用が貯め終わったら、不動産屋に行きましょう。
内見するときには、物件の特徴もそうですが、街の雰囲気や建物の清掃具合もチェックしておくことが大切です。
今回は、図面ではわからない、特に内見時に見ておきたいポイントをご紹介しますね。
物件の特徴
- お部屋の形が正方形、長方形でインテリアを置きやすいか
ここにベッド置いて…とイメージしておくと◎ - 隣の部屋の音が響いてくるか
- 窓からの外を眺めて、近くのマンションと近すぎないか
自分の家が丸見えになっていないか - 水回りのキレイさ、におい
- クローゼットの形、ロングコートも入れられるか
建物の特徴
- 入り口や廊下が清掃されているか
- 騒音系の張り紙がないか
- ゴミ置き場はきれいか
街の特徴
- ゴミが散乱していないか
- (できれば)駅から自宅までの道
明るい、人目がつくか等
内見は、スピードとタイミング勝負です。
いい物件を見つけたら、同時並行で他の物件を探しつつ、申し込みまでしてしまうことをお勧めします。
審査が終わるくらいまでは、キャンセル料がかからない場合も多いです。
不動産屋さんにキャンセルの期日を確認しておき、とりあえず申し込みをしてみてください。
やっぱりもう少し探したい!と思ったらキャンセルの連絡をすればOKです。
ただし、キャンセルの期日を伸ばしてもらう交渉は難しいので、どこかで心を決める必要があることを覚えておいてくださいね。
入居日までに家具家電をそろえる
さて、物件の契約ができたら、あとは入居日までに家具家電を揃えましょう。
入居日までに本当に本当に最低限揃えてほしい家具家電は以下の通りです。
引越し日には揃えておかないとそもそも新居で生活できませんので、お忙しいとは思いますが、頑張って買いに行く時間を作ってくださいね。
- 家具:ベッド、カーテン、照明
- 家電:冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機、ドライヤー
また、最初からおしゃれ家具で揃えたい方やボーナス前で初期費用を抑えたい方はレンタル家具という選択肢もあります!
おしゃれインテリアはサブスクの時代!一人暮らしにおすすめ家具レンタルサービス | 丁寧な一人暮らしのすすめ (hanamoch-no-kurashi.com)で解説しているので、よろしければご覧ください。
ライフライン(電気/ガス/水道)の手配
忘れがちなのが、ライフライン系の手配です。電気・ガス・水道が事前の手続きが必要です。
電気・ガスについてはご自身で契約会社を選ぶことができるので、携帯キャリアで安くなる会社だったいり、できるだけお得になるプランを探してみてくださいね!
いざ!入居して新生活をスタート
さて、ここまで来たら準備完了です。準備をしっかりして選び抜いたお部屋であれば、後悔なく楽しい生活をスタートすることができますよ。
ぜひ楽しい一人暮らしライフを送ってください!
コメント